ブックタイトルS1605

概要

S1605

???? ?????? ???????? ???????????? ?? ???????????? ???????? ?????????????????????????????? ?????????????????? ????今年、中之島の美術館に“ すごいモノ”が続々と集結！アートに詳しくない人も、思わず唸る逸品をめがけて。中之島がなんだか騒がしい！??????????????????????????????????????????????????????????明治期の日本を代表する陶芸家・初代宮川香山の生涯を、彼が手掛けた約150件の作品で紹介。立体的で超リアルな陶肌は高浮彫という彼が生み出した技法で、今にも動き出しそうな動植物を幻想的に陶芸で表現。日本人の手技の極みを見る傑作の数々は必見です。「没後100年 宮川香山」4/29（金・祝）～7/31（日）大阪市立東洋陶磁美術館香山作品の特筆すべきはそのリアルさ。万国博覧会に出品された超絶表現に「これぞまさにジャポニスム！」と世界の人々はたちまちメロメロに。肉眼＆眼前で見ても、本物のカニにしか見えません。??????????????????????????????????????????????????????左甚五郎作といわれる日光・東照宮の国宝「眠猫」に因みつつ、猫と牡丹の花をモチーフに高浮彫で制作された彼の代表作の一つ。金彩の技法も相まって絢爛豪華な様相に。爪や肉球も結構リアル。??????????????????????????????????????????掛け軸に描かれたような、枝ぶりのいい梅の樹がモチーフ。花瓶の美しいＳ型曲線のフォルムが上品さをいっそう際立たせている優作で、1893年のシカゴ・コロンブス万国博覧会へ出品された歴史的な逸品。≪高浮彫 牡丹ニ眠猫覚醒蓋付 水指≫田邊哲人コレクション（神奈川県立歴史博物館寄託）≪重要文化財 黄釉銹絵 梅樹図 花瓶≫東京国立博物館蔵 TNM Image Archives?06-6223-0055????????????????????????かぶりつきでも騙される！？１ ３ ０ 年前の超絶技巧????????????????????????????????????????????1842年、現在の京都市東山区近辺に生まれた宮川香山。家業の陶業を19歳で継ぎ、陶芸家の道へ。京焼をベースに陶磁器の制作をするも、幕府から御所への献納品を依頼されるなど若い時から技巧は確かだった。その後、京都から横浜へ拠点を移し、高浮彫のみならず、中国陶磁や日本の仁清などの研究から多種多様な作品を生み出した眞葛窯（まくずがま）を開設。“初代”が物語るように、この眞葛窯は四代続いた。時代は日本が近代化を目指した19世紀後半。技術力と文化力を紹介する万国博覧会が世界各地で開催される中、リアルで装飾的な高浮彫を生み出した初代宮川香山の作品は絶賛を浴びた。その後、作風の変化や技法の変遷を経ながらも数々の作品を残し、1916年没。≪重要文化財 褐釉高浮彫 蟹 花瓶≫東京国立博物館蔵 TNM Image Archives大阪市北区中之島1-1-26午前9時半～午後5時　（入場は30分前まで）月曜休み（5/2、7/18は開館、7/19は休館）1,200円http://www.moco.or.jp京阪なにわ橋駅から徒歩すぐ、地下鉄・京阪淀屋橋駅から徒歩5分MAP→P4644