ブックタイトルosaka_18kipputabi
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osaka_18kipputabi
千年の歴史を持つ下呂でツル肌に! 美濃太田駅で乗り換えてしばらく。列車は飛騨川沿いをのどかに走る。「飛ひすいきょう水狭」の名を持つ渓谷美などの風景を楽しむうち下呂駅に到着。温泉街は駅の東側。滔々と流れる飛騨川の両岸に約60軒の旅館、飲食店が軒を連ねている。 現在の中心部から4kmほど離れた山中に湧く温泉が発見されたのは、平安時代中期。鎌倉時代に源泉地が飛騨川沿いに移動したことで温泉利用が簡単になり、全国に評判が広がったと伝わる。その名を知らしめたのは、徳川家康の参謀だった儒学者・林はやしらざん羅山。「日本には数多くの温泉があるけれども、名湯は有馬と草津と下呂。なかでも下呂を知る人は少ないが、その効能はすばらしい」と紹介したことから〝日本三名泉?に数えられるようになった。泉温度は最高84度、供給温度は55度前後。湯にとろみがあるのが特長で、湯上がりの肌が美容液でもつけたかのようにツルスベになることから〝美人の湯?とも呼ばれている。 オトクな湯めぐり手形とあちこちにある足湯で温泉三昧の旅。飛騨牛をはじめとする山の幸、素朴な里の風情も魅力のひとつ。右/[菊半]は昭和28年に割烹旅館として創業。全27室、家庭的な雰囲気で寛げる。大浴場で加水・加温・循環なし、かけ流しの100%源泉が満喫できる。左上/新館・本館・離れのある[紗々羅]は全44室のうち20室にそれぞれ趣向を凝らした露天風呂が備わる。そよぐ風と眺望が楽しめる、最上階に位置する大浴場は木曽ヒノキ製。左下/温泉街の中心部にある、気軽に利用できる共同浴場が[白鷺乃湯]。木曽ヒノキの浴槽は広々。窓越しに飛騨川や町並みを望める。入口には無料の足湯、2階には休憩室が。データ→P84今や外国人にも愛される温泉の魅力を、科学と文化の両面から紹介する、全国でも珍しい[温泉博物館]。温泉とは何かを解説、各地の温泉水の比較など温泉好き必訪。血行が良くなる歩行型足湯もある。好みの3温泉に立ち寄り入浴できる手形。加盟旅館は、掲載の4軒含む20数軒。6カ月間有効。入浴時間は施設で異なる。1枚1,300円(税込)。下呂温泉内の旅館、土産物店などで販売。◯下呂温泉旅館協同組合20576-25-2541湯めぐり手形とは?83