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概要

higaeri_arukutabi

[彦根城]の北側、ちょうど[玄宮園]の裏にはかつて広大な「松原内湖」が広がっていた。画面右、遠方で山が途切れているところは「さしあい」と呼ばれており、さらに向こうには米原側に「入江内湖」が広がっていた。現在ではこの切れ目をJRが走っている。彦根城着見台からの眺め大洞弁財天下明治期、欧米では、万国博覧会などをきっかけに造園された日本庭園や茶店が人気を博した。1枚1枚手で彩色された[玄宮園]の絵はがきは、本場の日本庭園がどのようなものかを示す貴重な風景だった。日本から投函された絵はがきが外国で見つかることもある。日本庭園としての玄宮園201720172017JR琵琶湖線の彦根―米原間で琵琶湖側に注意すると、線路脇に鳥居が見える。かつてはこの鳥居前がちょうど内湖で、城側から船で渡り弁財天に詣ることができた。絵はがきに写っている丸木船のそばの石段は今も残っており、かつての岸辺がどこにあったかがわかる。大洞弁財天下の鳥居彦根城75