ブックタイトルsketch_sanpo
- ページ
- 13/14
このページは sketch_sanpo の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは sketch_sanpo の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
sketch_sanpo
ちゃだるみさんがスマホを構えるのは異人館だけではない。細く急な坂や路地裏、高台から見える神戸の景色も気になるよう。「穴場っぽさがいいですね」。そう言いながら、静かな路地の端っこで、ささっとペン(マルチライナー)を走らせた。本当に、あっという間! ならばと、たっぷりある時間を異人館巡りに当てることにした。入館料の割引サービスのある「異人館巡りプレミアムパス」を購入する際、スタッフから「異人館には、開運スポットがたくさんあるんですよ」とひと言。これで今日のテーマが決まった。スケッチ場所探しと開運スポットめぐり、両方をこなそうではないか。猪の鼻をなでたり、椅子に座ったり、狛犬の間を通り抜けたり。大いに笑いながら、時にスケッチブックを広げ、賑やかに異人館を巡る。「こんなに面白く巡れるなんて、北野のイメージがすっかり変わりました」。彩色に使う「コピック」は、油性にもかかわらず、ニュアンスのある、美しい混色も可能。異人館巡りを楽しみつつ、スケッチもする。そんな手軽さがいい。上右、[英國館]ではシャーロック・ホームズの変装にも挑戦。上左、道具が少ないので、他のお客さんの邪魔にならずに描ける。下、カフェでスマホの画像を見ながら、街の印象を忘れないうちに描く。モチーフは[ 萌黄の館]に続く、静かな道。