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概要

hitori_bangohan

大黒[道頓堀] MAP P7 D-1創業明治35年。大黒さんが持つ打ち出の小槌を染め抜いた暖簾も名物。ミナミで働く人や買い物の人たちはもとより、「大阪らしさ」を味わいに訪れる内外の観光客も随分増えたそうで。DATA 大阪市中央区道頓堀2-2-7 206-6211-1101 11:30AM~3:00PM/LO 5:00PM~8:00PM/LO 日・月・祝日休 テーブル14席 カード不可道頓堀川なんば駅なんば駅大阪難波駅御堂筋法善寺ミナミ観光の最初の一歩は、明治から変わらないかやくご飯を。蓋を開けて甘く香ばしい匂いに包まれ、口に含めば適度にパラリ。すまし汁、赤味噌、白味噌は、各ハマグリ350円、とうふ300円、玉子300円。かれい煮付け600円、なす丸煮350円、南瓜煮付け350円(全て税別)。おかずは定番で約20種類。かやくご飯中\450(税別)ほかダシ香る、おかずとかやくご飯、道頓堀の元祖・食事処。 名物のかやくご飯も、30種類近くあるおかず類も、大きな寸胴鍋でカツオ、ウルメ、サバなどの節系と利尻昆布を使ったダシで作る。魚の煮付けや塩焼きは、注文が通ってから調理。「手間ひまをかけるのはお客さんにできるかぎり出来たてをめしあがってもらうため」と女将の木田節子さん。うす揚げ、ゴボウ、コンニャクを細かく刻み、水っぽくならないように特注ブレンドの硬質米で炊くかやくご飯。昔、忙しいミナミの商人や買い物客らにウケたのは「具が入ってるから一度に栄養が摂れる」という理由からだそうだが、今では逆に、この店だけがゆっくりと時間が流れているのも面白い。じんわりと染み入るダシの味、皆で囲む白木の机や、椅子の背もたれや棚に並ぶ大黒さんらに見守られてその味を噛みしめれば、これからも変わらずにミナミのひとり食堂であり続けるだろう。大阪、老舗のダシ/大黒大阪〝らしい?名店093