ブックタイトルkansai_tera
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26 江戸中期、紀州のある場所で庵を結んだ僧が念仏中に丈六仏を感得し、大仏を造営。しかし他界後に火事で焼失してしまう。嘆いた村人が溶けた銅を集め再び鋳造を開始したが資金不足で中断。全高3mの首のみが親寺の無量光寺へ。その表情は苦労など知らぬが仏のすまし顔。無量光寺の首大仏世知辛いこの世、ワケあって首だけ。すこしユニークな仏像。あれ?と思わず目を疑う、巨大仏をはじめ、仏像のイメージを覆す、独特の佇まいが魅力。すこし遠い存在だった仏像も、より親しみやすく。取材・文/村田恵里佳 後藤有佳子(本誌) 写真/西岡 潔 バンリ