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概要

M1611

6 街の買い物上手に聞きました。わたしの名品。16 はじめてのスタイル、はじめてのスタンス。新しい名品店。18 二の足踏んでる場合じゃないぞ。専門店は、名品の宝箱だった!24 名人の話。Master Column 1粋人御用達から進化中。西天満テーラー三代目。26 押さえておくべきトレンドをつまみ食い。AWを美味しくする、アイテムみっつ。32 世界観ごと体感するショッピングが楽しい。アトリエショップの名品案内人。36 名人の話。Master Column 2ACF、初めての大阪。38 テイクアウトに食料雑貨、飲食店のお持ち帰りがスゴイ。美味しい名品ニュース2016。46 今しか買えないロコ名物を買いまくれ。地元民が激オシ地方メシ。ウキウキ物産展。48 世界屈指の関西メイド。その旗手を訪ねて。関西デニム王国。54 新進気鋭の関西ブランドをリスト。Up-and-coming Creators.56 名人の話。Master Column 3今押さえておきたいサーフシックの寵児。INTERVIEW with THADDEUS O’NEIL81 思わず買った。やっちまった。名人の迷品じまん。  衣食住にまつわるショップ・ガイド。特集京阪神の名品店。 街の服屋は秋冬のアイテム一色! 個人的にも1年で最も買い物気分な今日この頃だ。その一方で先日、早くも来春夏の展示会を見て回るべく、懇意にさせていただいてる?山口ストアー?(P51)の山口さんに付いて東京へ。ファッション誌などのメディアを賑わす最旬ブランドから今後期待の新星まで、朝から晩まで約1時間刻みでとことん回ったのだ。行く先々で、気になった服はとにかく試着する山口さんに、服はやっぱり実際に袖を通してみないと全然分からんと痛感。でもそのあまりに膨大な物量に、横で見ていた僕の本音は「どれが本当にいいのか全然分からん」。 来春夏は、各ブランド共にちょっとユルめの白、黒、ネイビーのTシャツのオンパレード。 一見「同じやん」と思いきや、実際に着てみると肩の微妙な落ち方や身幅の太さなど、各人各様だからよけいややこしい。結局、この日だけで100着近いTシャツを試着した山口さんだけど、その中からいくつかのアイテムを見極め、仕入れるのは相当な労力だろうし、思い入れも格別に違いない。山口さんの服の語り口が面白い理由のひとつが垣間見えた気がした。そうか、僕は? 山口ストアー?でただ服を買ってるんじゃなく、山口さんならではの〝話?も一緒に買い物してたのか。それは、ネットショッピングでは絶対に買うことのできないものだ。 ちなみに今回、世界に誇る関西の名品と断言したい関西発デニムブランドを取材したのだが(P 48 )、「エヴィス」山根さんは「俺がステッチ書いたろか?」、「リゾルト」林さんはご本人自らフィッティング講座。行く先々での貴重すぎる体験の数々に欲しいデニムが山盛りで、どれから穿くべきか「全然分からん」。山口さん、次はデニム・ツアーしませんか?ショッピングは本当に難しい。だからショッピングは面白い。松尾修平(本誌)いきなりリージョナルMeets Regionalno.341November 2016CONTENTS 111