ブックタイトルkotsuban_ikuji
- ページ
- 9/14
このページは kotsuban_ikuji の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは kotsuban_ikuji の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
kotsuban_ikuji
幼稚園デビューで「腰が引ける」家族しかメンバーのいない小さな社会から、幼稚園っていうスケールの大きい未知の社会に飛びこんだ子どもは、まず人数の多さにビックリする。大きい子、ちっちゃい子、元気な子、おとなしい子。いろんなタイプの子どもがウジャウジャいるだけで、圧倒されてビビっちゃう。大きな社会の持つ漠然とした「威圧感」を子どもは敏感に感じて「なにコレ? 引くなあ?」って、ちょっと腰が引けちゃうの。ピンポーン! これが後屈をダメ押しするトリガーその1。「腰が引ける」って、ズバリ「骨盤の後屈」と同じ姿勢、同じ意味なんだ。そのうちに、子どもは、まわりにいる同世代の仲間たちを眺めたり、先生という名の、自分をリードして守ってくれる大人たちを見上げて「この中でうまく生きていくには、どうしたらいいか?」って考えるようになる。そして「アレ? 黙ってるほうがうまくいったぞ? 主張しないほうが『いい子』ってほめられるぞ? よーし、これからは、このやり方でいこう!」。この思考の流れは、「計算」っていうより「生きていくための本能」から生まれたもの。子どもは集団生活を送るうちに、円滑に過ごすためには、どうふるまうべきかを77