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概要

kotsuban_ikuji

脳は「~しないで」という言葉の「しないで3 3 3 3 」を認識するのが苦手。たとえば、なみなみと水を入れたコップを持った子どもに「こぼさないで」と声をかける。すると、脳は「さないで3 3 3 3 」という言葉を認識する前に、まず「こぼす」イメージを思い浮かべちゃうんだ。脳がイメージを思い浮かべると、カラダはそのイメージに向かって無意識に動くようにできている。「こぼさないで」ということが、逆に「こぼしやすく」してしまうんだ。お母さんが「危ないことはしないで」って、いい続けてたら、子どものアタマの中は「危ないこと」でいっぱいになっちゃうよ。誰かに向かって発した言葉って、自分でも聞くことになるよね? つまり「ダメ」「~しないで」という言葉は、子どもだけじゃなく、それを発してるお母さん自身の思考も停止させることになるから、連発するほど、お母さんの思考まで八方ふさがりになりかねない。それを回避するには、ちょっとアタマを働かせて「ダメ」のかわりになる言葉をみつければいい。「ゆっくり歩いてね」とか「コップ、静かに運んできてごらん」。これなら同じことを伝えているのに、お母さんも子どももイラッとしないよね。173