ブックタイトルkotsuban_ikuji

概要

kotsuban_ikuji

ま ラクだからこそ、自分と向き合えるようになる。自分をみつめるってイヤなことだけど、カラダの面を改善するのはそんなにイタくないし、なにより簡単（笑）。小野 「今のカラダを変えれば自分が変わる」って、よくわかります。数年前、まゆみさんの整体の講座に半年ほど通った時、最初は参加者みんな顔色もあんまりよくなくてちょっと悲痛な感じだったのに、回を追うごとに、だんだん生き生きしてきて。私もだいぶ変わって、生きるのが楽しくなった。ま 美由紀ちゃんも最初はつらそうだったもんね。生きるのがしんどそうで。小野 最初にきらくかんに行った時は十二指腸潰瘍まっただ中で、仕事も全然うまくいかないし、恋愛にも疲れてボロボロ。でも、カラダをみてもらった時に「そんな悪いカラダじゃないよ」っていわれたのがすごい衝撃で（笑）。「え？　こんなボロボロで鬱うつっぽくてダメなカラダ、しかも、ちゃんと使ってもないのに？」って。　その時に歩き方の指導をしてもらって、そこからカラダを使うことを意識し始めたんです。一番大きな学びは自分の足で立つ、というか「人のせいにしなくなる」っていうことでした。それまでは、自分がこんなにヒドい状態なのは母のせいだって思ってて。うちの母はけっこう強烈で、この本の「『ダメ』は育つチカラを奪う」（172頁）そのまんまの教育ママだったんですけど、カラダを動かし始めたら、母のせいにしてたことも、実は自分が選択してたんだって気がついた。カラダの可動域が広がるに従って、いろんな可能性も広がり出したんですよ157