ブックタイトルcodomo

概要

codomo

10　CODOMOのレシピ作りは、固定観念を持たずに素材と向き合い、まずは食べてみることから始めます。良い素材であれば、調理は最低限の手段で充分。そして自分たちのDNAのなかの“センス・オブ・ワンダー”を呼び覚ましながら、納得がいくまで試作と試食を繰り返します。　お店で出す料理は、旬をとても大切にしています。 なぜなら、“ネイチャーフード”とは、自然のサイクルと向き合い、おいしさを伝える方法だと考えているからです。お客様にとっては旬の山菜や、高知や北海道などの遠方から届く食材など、初めて食べられるものもあります。私たちの遠い祖先もそのようにいろいろなものを食べてきたのかもしれません。最近はお客様にレシピを尋ねられることも多くなり、私なりにもう一度素材に向き合うためにあらためて生産者を訪ね、この本にまとめました。　「大切な家族と一緒に食べたいごはん」だから、CODOMOは“ファミリーレストラン”でなければならないと思っています。誰もが毎日安心して食べられるものの中にこそ、子どもたちに伝えなければならない本当の食文化があるはずです。　それを探すことは、大人にとって大きな責任なのです。CODOMOが目指すのはファミリーレストラン