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概要

M1704

 手作りおばんざいの前で凛と立ちます女将さん、店名通り艶歌なあの方と同姓同名…ではなく、お名前は林小百合さん。石川県の日本酒をさゆりさんが注いでくれるからこの店名なのだ。けれど彼女のヒストリーもコブシの利き方はかなりのもの。若干26歳、19歳から厳しい北新地の割烹で板前修業、ガッツがある女の子がいると街でもウワサの人だった。「今までは裏方だったから、この料理に合うお酒ちょうだいって言われてすぐ応えられる距離感が楽しい。石川の郷土料理もいろいろ覚えないと」と、着物の袖をぐいとまくる健気さに新地な旦那衆も胸わしづかみ。あなた……北新地が燃えてるぅ?、っと名曲の一節をイジらずにはいられない。北新地なる天城をスイと越えさせる女傑カウンター。石川さゆり[北新地] map P10 B-1 [ハモンベイベー]などと同系列で、オーナーが金沢のご出身なのだ。一年前の開店前には女将さん、石川の料理屋で住み込み修業したと。日本酒は常時25種ほど、グラス580円。●北区曽根崎新地1-9-12 大雅ビル1F 206-6453-1558 18:00~23:30 日・祝休1北新地に石川さゆり現る!?取材・文/廣田彩香 写真/白井孝明(上)カウンターに並ぶおばんざい。(左)シメるつもりがまたスイッチの入る、いくら入りの雲丹醤飯1,400円。ふぐの卵巣こんか漬け480円やイカの墨造り580円などの石川珍味が、石川らしい味わいの醇酒をするすると飲ませる。12若手女子の日本酒店から、新バーガー店、巷でブームのカレー店といった様々な個性が開花中。2月のオープンで、早くも界隈で話題の店など、梅田の最前線をピックアップ!! トピックス11。